2015年8月5日水曜日

2015年7月29日 柳家小三治 独演会(松戸市民会館)

こちらの記事でも騒いでいた小三治師匠の独演会に行ってまいりました。

平日かつ場所が松戸ということでかなり前もって早出・早上がりの準備をしてきたつもりでしたが
突発的な仕事が降りかかってきたおかげでなんだかんだギリギリの到着に(っていうか席についたときすでに開口一番の喜多八師匠の出番が始まってたし・・・)

演目はというと・・・
喜多八 「たけのこ」
小三治 「馬の田楽」
小三治 「野ざらし」

この日は喜多八師匠が1席だけしかやらなかったので満足に堪能できず残念!

「馬の田楽」は面白いんだけどとにかく馬がかわいそうで、馬に感情移入しすぎました、はい。
馬が戻ってきますようにと願わずにはいられない。それにしても、小三治師匠が演じる登場
人物ってなんでああもかわいげがあるんだろうか。荷物の受取人を待って居眠りするところが
なんとも言えずかわいくて胸キュン。

ちなみにとても簡潔かつこの噺の良さが凝縮されているのでこちらのブログを紹介させていただきます。米朝師匠の同演目と東西聴きくらべをしてみたいなぁ。
柳家小三治 (十代目)  馬の田楽


そしてそして、おなじみの「野ざらし」。あ、おなじみというのはあくまで私個人的にですが・・・
以前小三治一門の会でも野ざらしを聴いた記憶があり、大きなホール×小三治師匠=野ざらしの
方程式が自分の中でできあがっているようです。鐘がボンと鳴ァ~りゃ~♪の節が始まるとどうにもテンションが上がってしまうあたくしです。

いやーしかし乗り換えが1回とは言え松戸は遠い!そして松戸市民会館の座席がイマイチすぎてお尻が痛くなる始末。足も疲れます。松戸では寄り道せず家の近所のお気に入りのラーメン屋さんで小三治師匠の余韻に浸りながら晩酌いたしました。

幸せな時間でした。


2015年7月23日 「吉・吉」新・七番勝負 其の四

道楽亭の落語会は2月以来、「吉・吉」 七番勝負は1月以来です。

5月に国立演芸場でのお披露目に足を運んで以来ずいぶんと生落語とはごぶさたで、
気づいたら梅雨が明けて夏まっさかりになってしまっていました!ブランクが2か月も・・・

いつも通り馬玉師匠、夢丸師匠それぞれ2席ずつの高座だったのですが夢丸師匠のネタは
どちらも初めて聴くもので演目がわからず、ほかの方のブログで演目名を知りました。

馬玉 「無精床」
夢丸 「汲みたて」
夢丸 「壺算」
馬玉 「三方一両損」

馬玉師匠のネタはどちらもわりとよく聴くので、別のネタが聴ければもっと嬉しかったな~。
夢丸師匠は相変わらずテンポよく爆笑の渦を巻き起こしていらっしゃいました。夢丸師匠の
マクラ~ネタまでの流れってのが美しすぎて惚れぼれしちゃいます!

打ち上げではありがたいことに馬玉師匠とたくさんお話できました♪

道楽亭の嬉しいところはやっぱり打ち上げの席があることですね。お料理もおいしいし。
吉・吉の会は其の七までやると言っていた気がするのであと何回かはお楽しみが残ってますね。

次回はこの猛暑からも解放されて少しは涼しくなったころでしょうか・・・今から楽しみです。

2015年7月21日火曜日

2015年7月18日 いちべえ寄席

梅雨明け間近の3連休初日、1年ぶりのいちべえ寄席、満を持して復活です!

 

出演はいちべえ寄席常連の春風亭正太郎さん。

 

はじめはお客様も正太郎さんも久々なせいかお互いなんとなく固い雰囲気が漂っておりましたが、正太郎さんが「客席に緊張感が走ってる!」と指摘してくれたおかげでみんなの笑いを誘い徐々にリラックスムードに。一席目は「堪忍袋」。初めて聞くネタでした。サゲは演じる方によって違うのかな?ほかの方のも聞いてみたくなりました。

余談ですが、熊さんとおかみさんの喧嘩の場面はフリースタイルラップのMCバトルに見えてしまいました(笑)

 

仲入りを挟んで二席目は「百川」です!百川は何度か聞いていますが、四神剣の説明をここまで詳細に話してくれたのは正太郎さんが初めてで、やっとどんなものか頭に思い浮かべることができました!。東西南北それぞれの方角に配された青竜、白虎、朱雀、玄武という四つの神々を描いた旗だったんですね~。またひとつ勉強になりました。

のんきな百兵衛さんを四神剣の掛け合い人と勘違いしたままごまをすりながら事を丸く収めようとする河岸の若い衆とのやり取りは相変わらず面白かったな~。
 

いちべえ寄席はこれまでのように毎月開催というわけにはいかないようですが、1年に6回程度の開催が目標とのこと。今回の復活のために動いてくださった方々には本当に感謝、感謝です!次回も楽しみ~。
 
 
 
落語のあとはおいしいお料理と冷酒を満喫して新宿に移動。焼肉屋でちびちび飲み続けて3連休初日の夜は更けていきました。

2015年6月11日木曜日

映画「ゴーンガール」

きのうの深夜、映画「GONE GIRL」を観ました。
ネタバレ要素があるかもしれないので、続きは以下からどうぞ↓


以下簡単なあらすじをwikiより抜粋。
幸福だと思われていた、とある夫婦。しかし、妻が突然失踪する。警察と過激化する報道からの圧力によって、夫の温厚な人柄のイメージが崩れ始める。夫の浮気と不確かな行動に世間はある共通の疑問を抱き始める。「夫が妻を殺したのではないのか?」

サスペンスだとわかっていながら1人で見始めたことに冒頭シーンから後悔し始める私。
それでも中盤までは何とか平常心を保っていましたがクライマックスに向かって失踪中の
エイミーの狂気が加速していくさまについていくだけで精いっぱいな状態に。

序盤ではエイミーと夫のニックとの出会い~結婚生活がエイミーの主観で時系列を追って
描かれていて、エイミー美人だな~とか、ニックってどうしようもない!と、まだ気楽な気持ち。
やがて真実が描かれ出されるのだけど、エイミーの変人さがどうもしっくり来ない。
失踪後滞在していたモーテルの隣人に有り金を奪われたエイミーは高校時代の元恋人で
かつて自分をストーキングしていたデジーに連絡をし、かくまってもらうことに成功するものの
そもそもデジーを愛しているわけでもなく、テレビ番組のインタビューに出演し、自分の帰りを
嘆願するニックの姿を見て、ニックへの憎しみが薄れていく・・・デジーの束縛から逃れるために
レイプ被害者を装い事の最中にデジーを殺して血まみれの姿で報道陣の押し寄せる自宅前に
車で乗り付けエイミー。狂っちゃってますね。ここで「あ、こいつ本当にヤバいな」とやっとしっくり
来ました。妻とはいえ自分を殺人犯で死刑囚に仕立て上げようとしたエイミーをひとつ屋根の下に迎え入れるニックもなかなか理解に苦しみました。

エイミーは過去の恋人に対しても支配欲をむき出しにして、相手から拒絶されたことを感じると
ニックに対してしたような復讐(その時もレイプされたと装って相手を告訴!)をしていたようで、
愛情の表現とか、恋人との付き合いっていうのがどこか歪んでしまっているんだろうな、とは
推測できたけど本当のところなぜこんなことをするのか?という疑問は映画を観終わっても
残りました。
絵本作家の親が自分をモデルにしたAmazing Amy(完璧なエイミー)という作品が大ヒットし、
絵本の中のエイミーのように実在の娘であるエイミーに対しても親が過剰なプレッシャーを
かけすぎたことが原因でこんなふうになってしまったのか、生来のサイコパスなのか・・・
「女は恐ろしい」っていう感想をよく見ますが、ていうよりエイミーが恐ろしい!

また、この映画は結婚している人とそうでない人ではもしかしたら受け止め方が大きく変わる
映画かもしれません。冒頭とラストシーンでニックはこう語っています。
「君は何を考えている? どう感じている? 僕たちはどうする? これからどうなる?」
夫婦という関係であっても、本当にお互いを想いあっている2人はどれくらいいるだろう?
2人をつなぎとめているものは子供だけだったり、外では浮気をしていたり、離婚の機を
見計らっていたり、客観的に見ればこれは”うまくいっていない結婚生活”なのかもしれません。
でも2人は離れないでいる。そんな結婚や親としての責任感に揺れるニックの姿は痛々しく、
双子の妹マーゴが兄の選択を必死で尊重しようと自分の理性と闘い、苦しみに涙する
シーンはとても印象的でした。


観終わった後はすぐには眠れずに1時間程度クールダウンの時間が必要だったくらい衝撃的な
内容でしたが、ベン・アフレックの終始ぽやぽやっとした演技も中毒性があったし、とにかく
エイミーがすばらしく美人で(こわいけど)着ているものもかわいいし、夫ニックの双子の妹役の
女優さんも、女刑事の女優さんも、ニックの浮気相手のアンディもよかったー!(女ばっかり)
アンディーのおっぱいすごかった・・・ドキドキ。

劇場に行きそびれてずっと気になっていたので結論としては観てよかった。

次はグランドセントラルとロイヤルテネンバウムズがみたいな~。

2015年6月4日木曜日

LIVE RAKUGO

唐突ですが落語会って毎日いろんなところで開催されてますね。
一昨日も青山を歩いていたらぴっかりさんの落語会の看板を路地で発見!
とても行きたかったのですが用事があり後ろ髪ひかれながら会場の前を通り過ぎました。


落語に興味を持つまではこんなに多くの会があるなんて露ほども知りませんでしたが、
いざ調べてみると今日6/4だけでも定席を含めて20件近くがヒットします。もちろんこれは
ネットで調べられる範囲の数で、エリアも関東圏のみなので実際には全国でもっとたくさんの会が催されているはず!これだけ開催されていればそりゃまあ行きたい会も後を絶たないわけで・・・

というのも、月がかわったので久しぶりに道楽亭やらくごカフェのスケジュールをチェックしていたら魅力的な会がわんさかありまして。困っちゃうな~。落語貧乏まっしぐらだよ(大げさ
でもやっぱり大きなホールじゃなくてこぢんまりとした会場で見る落語が好きだな。噺家さんの
熱気が伝わってくるような距離でかぶりつきたい。

落語ファンの皆さんは月に何回くらい生の落語を聴きに行ってるんだろう?



2015年5月27日水曜日

馬生師匠 独演会@鈴本



  • 6月26日(金) 指定席
    金原亭馬生独演会
    開場17:20 前売・当日:3,000円
    開演18:00 

    •  開 口 一 番      前 座
      『お化け遊園地』 桂  三木男
      『粗 忽 長 屋』 金原亭 馬玉
      『そ ば 清』 金原亭 馬生
        お仲入り
      『天 狗 裁 き』 金原亭 馬治
       ご 存 じ  ケーシー高峰
      『文 違 い』 金原亭 馬生


これ、見に行きたいな~。

桂 三木男さんはずっと聴いてみたかったけど未だ拝見したことがないし、なんといっても
大好きな金原亭一門の会だもんね。

それにしても平日この時間に上野っていうのは一緒に行ける友達が見つからないパターン。
一人で行くしかなさそう(´;ω;`)

2015年5月26日火曜日

2015年5月15日 国立演芸場 5月中席 

真打披露興行もいよいよ終盤戦。

もともと行く予定ではなかったのですがこの日は唯一真打10人が勢ぞろいするというのが魅力で
ギリギリまで悩み、仕事の折り合いがついたので2日前に予約!

いつもより1時間以上早く仕事を切り上げて永田町へ。